深川コーヒータウン

東京江東区の深川寺町界隈に形成されつつある「深川コーヒータウン」

2大コーヒー豆の品種:アラビカ種とロブスタ種の比較

f:id:fukagawacoffeetown:20150321200723j:plain

http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/

 

2大コーヒー豆の品種:アラビカ種とロブスタ種の比較

アラビカ種とロブスタ種のコーヒーは一見すると同じように見えますが、これら2つの人気のあるコーヒー種には重要な違いがあります。以下の表にいくつかの基本的な違いを示しています。

 1.生育条件: 

アラビカ種のコーヒー潅木は、典型的には高さ2.5-4.5mに成長し、15-24度Cの気温と年間降水量1200-2200 mmが必要です。一方、ロブスタ種は、若干高く4.5 -6.5mに成長し、アラビカ種よりも暖かい気温18-36度Cと若干多くの年間降水量(2200-3000 mm)が必要です。アラビカ種のヘクタール当たりの収穫量はロブスタ種より低い、つまり生産コストが高いということです。

 2.豆の形状: 

アラビカ種のコーヒー豆は、より小さく丸みを帯びているロブスタ種の豆より、若干大きいか、楕円形をしています。2種類の豆には構造的な相違が存在しています。そのことにより、同一条件化で焙煎したとしても違いが生じます。

f:id:fukagawacoffeetown:20150322213849j:plain

 3.カフェインとクロロゲン酸: 

どちらの種も潜在的に昆虫を寄せ付けず、微生物を殺菌すると言われています。アラビカ種はロブスタ種よりも、カフェインとクロロゲン酸の含有量は少ない。

 4.脂質と砂糖含有量: 

アラビカ種は、ロブスタ種より脂質は60%多く、砂糖濃度は2倍となっています。砂糖の割合が大きくなると、焙煎中に砂糖成分が分解し、その結果、酸味が増し、そしてコーヒー中に溶け出します。

 5.受粉: 

アラビカ種は、自家受粉(Self-pollination)植物であり、このことにより、他家受粉(Cross-pollination)のロブスタ種に比べて、木の一生のうちで突然変異や多様な変種が生じることが少ない。

 6.染色体: 

アラビカ種の染色体数は44で、ロブスタ種の22の2倍です。

 

以上は全てを網羅したものではないですが、両方の種の基本的な違いがお分かりになると思います。

http://coffeechemistry.com/agriculture/differences-between-arabica-and-robusta-coffee.html