深川コーヒータウン

東京江東区の深川寺町界隈に形成されつつある「深川コーヒータウン」

コーヒー豆の挽き具合

 

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深川コーヒータウン

http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/

http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/page19.html

 

 

コーヒー豆の挽き具合

http://www.gocoffeego.com/professor-peaberry/brewing-tips/coffee-grinding

 

粗挽き

このタイプの挽き具合では、最も大きなコーヒー粒となり、コーヒーをいれる方法としては、フレンチプレス(プランジャー)またはエスプレッソ用の加圧抽出器に適しています。 

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中挽き

中挽きはグラニュー糖位の粒の大きさで、主として真空および、ある種のドリップ・コーヒーメーカーに適しています。多目的にあうサイズのため、様々な抽出方法に用いられていますが、エスプレッソには使用されていません。

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細挽き

エスプレッソ挽きとして知られ、エスプレッソ・コーヒーメーカーに使われるべく挽かれた粉末/粒子状で、ナポリのフリップ・ドリップ、家電のドリップ器およびフィルター式抽出にも使用されます。 

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粉末(極細挽き) 

小麦のように細かい粉末で、この極端に細かい挽きは、トルココーヒーに使用され、通常は特殊なグラインダー(粉砕機)で挽かれます。

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コーヒー豆の挽き具合

 

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コーヒー豆の挽き具合

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粗挽き

このタイプの挽き具合では、最も大きなコーヒー粒となり、コーヒーをいれる方法としては、フレンチプレス(プランジャー)またはエスプレッソ用の加圧抽出器に適しています。

 

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中挽き

中挽きはグラニュー糖位の粒の大きさで、主として真空および、ある種のドリップ・コーヒーメーカーに適しています。多目的にあうサイズのため、様々な抽出方法に用いられていますが、エスプレッソには使用されていません。

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細挽き

エスプレッソ挽きとして知られ、エスプレッソ・コーヒーメーカーに使われるべく挽かれた粉末/粒子状で、ナポリのフリップ・ドリップ、家電のドリップ器およびフィルター式抽出にも使用されます。

 

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粉末(極細挽き) 

小麦のように細かい粉末で、この極端に細かい挽きは、トルココーヒーに使用され、通常は特殊なグラインダー(粉砕機)で挽かれます。

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「深川コーヒータウン」 コーヒー豆知識

 

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「深川コーヒータウン」コーヒー豆知識

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コーヒー物語

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コーヒーベルト

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Blue Mountain Coffee

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標高とコーヒー

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アラビカとロブスタ

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コーヒー焙煎

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味と香り

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アラビカ品種リスト

http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/page18.html

 

 

 

 

コーヒー豆 アラビカ品種リスト

  Arabica varieties and cultivars アラビカ変種群と栽培品種群
Name
名称
Species
品種
Region(s)
地域
Comments
注釈
Arusha アルーシ アラビカ タンザニアのメルー山とパプアニューギニア(アルーシャは、タンザニアの都市) Typicaの変種またはFrench Mission
Bergendal, Sidikalang ベルゲンダル、シディカラング アラビカ インドネシア 1880年代の葉さび病発生を生き延びたTypica変種;インドネシアでは他のTypicaは絶滅しました
Blue Mountain ブルーマウンテン アラビカ ジャマイカのブルーマウンテン地区、ケニヤ、ハワイ、ハイチ、パプアニューギニア(PNG Gold)、カメルーン (Boyoとして知られます)。 Typica コーヒーチェリー(実)の病気にある程度の抵抗力あり
Bourbon ブルボン アラビカ レユニオン、ルアンダ、南米 1708年頃、フランス人はインド洋中央にあるブルボン島(現レユニオン島)にコーヒーの木を植えた。恐らく、その全てはオランダが贈与した種木であった。予想されたことだが、その木は多少突然変異して1800年代後期にはブラジ中に植林され、その結果南米中に広がった。BourbonはTypicaやTypica変種より20-30%多くの果実をつける。エルサルバドルは、 Bourbon生産国(生産種の97%がBourbon)として知られています。
Catuai カトゥアイ アラビカ 南米 1940年代ブラジル、Mundo NovoムンドノーボとCaturraカトゥーラの交配種です。
Caturra カトゥーラ アラビカ 中南米 1930年代のブラジルのCaturra 町近くで発見されたBourbonの突然変異種です。この突然変異種はBourbon よりも生産量が多い、というのは木が低く、枝間距離が短いからです。比較的最近になって植物学的に選別された品種は、伝統的なアラビカ種に比べて、より早く成熟し、より多くのコーヒーを生産し、病気に対する抵抗力があります。事実、この突然変異はブラジルにとどまらず、エルサルバドルでのBourbon からPacas 変種に、そしてコスタリカではBourbon からVilla Sarchi 変種をもたらしました。遺伝学的にはBourbon に非常に似ていますが、コーヒー品質はやや劣るものの、生産量は多いものです。
Charrieriana シャリアナ 品種名未定 カメルーン 最近カメルーンで得られた変種です。元来カフェインを含まないコーヒーとして最近報道されました。商業的な生産はまだですが、やがて生産されるでしょう。(Charrierianaは、Andre Charrier教授の姓)
Colombian コロンビアン アラビカ コロンビア Typica と Bourbon栽培種が育てられています。 Colombian コーヒーは焙煎したての時は、ぱっとした酸味を持ち、豆が重く、香りが強い。Colombiaは世界の取引金額で12%を占め、世界の取引数量ではベトナム、ブラジルに続いて第3位です。
Ethiopian Harar エチオピアン ハラール アラビカ エチオピア エチオピアのハラール地方に由来しています。辛口の赤ワインに似た複雑な果実の芳香で知られています。3つ全てのエチオピアの変種はエチオピアの登録商標になっています。
Ethiopian Sidamo エチオピアン シダモ アラビカ エチオピア エチオピアのシダモ(現Oromiaオロミア)地方に由来しています。3つ全てのエチオピアの変種はエチオピアの登録商標になっています。
Ethiopian Yirgacheffe エチオピアン イルガチェフェ アラビカ エチオピア エチオピアの南部諸民族州にある地区イルガチェフェに由来しています。3つ全てのエチオピアの変種はエチオピアの登録商標になっています。
French Mission フレンチ ミッション アラビカ アフリカ 1897年頃にフランスの宣教師達により東アフリカに植えられました。実際のところブルボン種です。
Gesha / Geisha T.2722 ゲシャ/ゲイシ アラビカ エチオピア、タンザニアコスタリカ、パナマ、コロンビア、ペルー ゲシャまたはゲイシャ変種は、パナマ西部チリキ県のボケテ高地で育成されています。オークションで高価な取引の後、買い求められています。 元来名称は、エチオピアの南部諸民族州にある地区ゲシャに由来しています。1950年代に葉さび病に耐える作物として植えられ、2000代初期に再発見されました。2010年には、コーヒーのオークションで目を引く最も高価な$170USDで取引されました。
Guadeloupe Bonifieur グアダループ ボニフィウール アラビカ グアダループ(カリブ海の島国)  
Hawaiian Kona ハワイアン コナ アラビカ ハワイ ハワイ島のコナ地区のフアラライとマヌア ロアの傾斜地で栽培されています。コーヒーは、1825年オアフ知事のボキ酋長によりハワイ島に導入されました。
Java ジャワ アラビカ、ロブスタ種間のハイブリッド 交雑種 インドネシア インドネシアのジャワ島に由来しています。このコーヒーはかつて広く取引されえていたのでジャワという名称はコーヒーの代名詞になっていました。「ジャワ」はその地方産のコーヒー総称で、コーヒーの栽培種を示していません。
K7 アラビカ アフリカ ケニアの首都ナイロビの北東にあたる、ビクトリア湖西岸の町ムホロニ(Muhoroni)のレゲテ農園(Legetet Estate)で見つかったフレンチミッション選択種です。カッピング(コーヒー試飲)の組み合わせの選択種。
Maragogype マラゴジペ アラビカ ラテンアメリカ 豆品種Typicaです。ブラジルのBahia州で発見されました。マラゴジペは、その粒が大きいことで知られています。
Mayaguez マヤグエス アラビカ アフリカ ルアンダ栽培されている(プエルトリコの)ブルボン由来種です。
Mocha モカ アラビカ イエメン かつてイエメンのモカ港で貿易されました。 モカという名前のコーヒーにココアを混ぜた飲み物と混同しないでください。
Mundo Novo ムンド ノボ アラビカ ラテンアメリカ 1940年代にブルボンとティピかの交配でつくられたハイブリッド種です。
Orange, Yellow Bourbon オレンジ、イエローブルボン アラビカ ラテンアメリカ オレンジブルボンとイエローブルボンは、自然に起きた突然変異より選別されました。
Pacamara パカマラ アラビカ ラテンアメリカ パカマラは、パカスとマラゴジペの交配ハイブリッド種です。恐らく、より大きなコーヒー豆を生産する典型的ティピカを目指して品種改良したものです。
Pacas パカス アラビカ ラテンアメリカ 1949年にエルサルバドルで発見されたブルボン種の自然突然変異です。
Pache Colis パチェ コリス アラビカ ラテンアメリカ パチェコリスは、パチェコムンとカトゥーラのハイブリッド種です。この変種は目立って大きな実をつけ、粗い葉ぶりをしています。
Pache Comum パチェ コムン アラビカ ラテンアメリカ 最初にグアテマラSanta Rosaで発見されたTypica種です。
Ruiru 11 ルイル11 アラビカ ケニヤ ルイル 11 は、1985年にケニヤコーヒー研究所より発表された種です。概して病害虫に対する抵抗力がありますが、コーヒー品質としては K7、SL28、34に劣ります。
S795 アラビカ インド、インドネシア 恐らくインドと東南アジアで最も多く栽培されている品種で、コーヒーにした時のバランスの良さと、かすかにモカ風味の特徴を有しています。Kents と S.288変種の交配種で1940年代に発表されました。
Santos サントス アラビカ ブラジル ブラジルサントスは、アラビカ変種というよりむしらお、ブラジルコーヒーの格付け用語としてつかわれています。その名前は、コーヒー積み出しのブラジルの港に由来し、ブラジル産のコーヒーというより高品質とみなされています。ブラジルサントスは通常、ブルボン種です。
Sarchimor サーチモール 種間のハイブリッド 交雑種 コスタリカ、インド コスタリカ Villa Sarchi とTimor 変種とのハイブリッド種です。 掛け合わせた片親のTimo種の特徴のため、サーチモールは非常に葉さび病と茎食い虫に強い品種です。コスタリカ同様にインドでも生産されています。
SL28 アラビカ ケニア スコット研究所(Scott Labs) により、1931年ケニヤにおいて、タンザニア北部より得られたタンガニーカ干ばつに強い変種として選別されました。通常はクロスグリの酸味を有したすばらしい芳香。
SL34 アラビカ ケニヤ スコット研究所(Scott Labs) でフレンチミッションから選別されました。コーヒーにした時の品質の良さ (SL28より劣りますが)コーヒーの木として、CBD、CLRBBC耐病虫害特性は弱い。
Sulawesi Toraja Kalossi スラウェシ トラジャ カロシ アラビカ インドネシア 実際のところS795変種はインドネシアスラウェシ島(かつてセレベス島)の高地で育成されています。カロシはスラウェシ島中央にある小さな町です。そこではコーヒー豆の集積地の役目をしています。そしてトラジャは、コーヒーが栽培されている山岳地帯です。スラウェシ産コーヒーは、風味が濃厚で、こくがあり、バランスの良い酸味があり、いくつかの面をもった特性を有しています。Sulawesi自体は栽培品種ではありません。
Sumatra Mandheling and Sumatra Lintong スマトラ マンデリン、スマトラ リントン アラビカ インドネシア Mandheling マンデリン種は、インドネシアの北スマトラ、伝統文化を有する民族Mandailing の人々から由来する名称です。この名称は最初に変種を購入した外国人の誤解から付けられたもので、実際、Mandailing地区では全くコーヒーは栽培されていません。それに対して、Lintong は同じく北スマトラLintong地区から命名されたものです。これは固有の栽培種ではなく、独特の加工処理からきています。
Timor, Arabusta ティモール、アラブスタ 種間のハイブリッド 交雑種 インドネシア Timorティモールは実際のところアラビカ種ではなく。アラビカ種とcanephora種 (Robustaロブスタとも呼ばれる)との交配種です。 1940年代にティモール島で発見され、(多くのアラビカ種が弱い)葉さび病に耐性があることから栽培されています。これは、アメリカでは、Hybrido de Timor と呼ばれ、インドネシアでは、 Tim Tim とか Bor Borと呼ばれます。2種の別のハイブリッド種Arabusta は、一般的にはアフリカでしか見られません。
Typica ティピカ アラビカ 世界中 Typicaは、元来イエメンで蓄積されていたもので、最初にインドのMalabarに運搬されました、そして後に、オランダ人によってインドネシアに運ばれました。さらに後に、西インド諸島からフランス直ミンチマルティニックに運ばれました。Typica は遺伝学的に進化して新しい特徴を示したため、しばしば新変種と考えられています。例えば:Criollo (South America), Arabigo (Americas), Kona (Hawaii), Pluma Hidalgo (Mexico), Garundang (Sumatra), Blue Mountain (Jamaica, Papua New Guinea), San Bernado & San Ramon (Brazil), Kents & Chickumalgu (India)など。
Uganda ウガンダ アラビカ/ロブスタ   ウガンダでは、量的にはロブスタ種を栽培していますが、Sipi 滝周辺のBugishu では高品質のアラビカコーヒーを生産しています。
Brutte ブリュッテ アラビカ   アラビカ種の変種。2014年に南インドのマドラスで、1996年にChennai Tamil Naduで育成されました。海抜1500 mの土地で栽培され、この高さが良い指標となっています。含有量として14 -15% タンニンと trigonellineトリゴネリン 1.5 - 1.7%を含みます。

コーヒー テイスターズ フレーバー ホイール (続き)

 

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<前回からの続き>

 

コーヒー テイスターズ フレーバー ホイール (続き)

Coffee Taster’s Flavor Wheel

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SCAA(Specialty Coffee Association of America:アメリカスペシャルティコーヒー協会)が発行したコーヒーの不良・欠陥(左の円グラフ)とフレーバー(味と香り)(右の円グラフ)を分類したポスターです。  このうち右側の円グラフのコーヒーのフレーバー(味と香り)について以下に解説します。

 

AROMAS 香り

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(完)

 

 

 

 

 

コーヒー テイスターズ フレーバー ホイール Coffee Taster’s Flavor Wheel

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コーヒー テイスターズ フレーバー ホイール

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https://kawopijcy.files.wordpress.com/2014/07/coffee-tasters-flavor-wheel.pdf

 

 SCAA(Specialty Coffee Association of America:アメリカスペシャルティコーヒー協会)が発行したコーヒーの不良・欠陥(左の円グラフ)とフレーバー(味と香り)(右の円グラフ)を分類したポスターです。  

 このうち右側の円グラフのコーヒーのフレーバー(味と香り)について以下に解説します。

 

 TASTES 味

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 <次回へ、つづく>

 

 

 

コーヒー豆焙煎

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コーヒー豆焙煎

焙煎

珈琲焙煎者は、焙煎の様々な度合いに対して、例えば、シティローストとかフレンチローストと呼んで、焙煎途中の段階で豆の内部温度を呼称を付けています。焙煎の達人は、ある風味の特色を強調するために、「焙煎プロファイル」として知られるレシピにしばしば従うことを好みます。例えば、コーヒーの産地、多様性、処理方法、好ましい風味の特徴など幾つかの要素(因子)を用いて、最高の品質を引き出します。焙煎曲線は、横軸に時間、縦軸に温度で表せます。これは、焙煎機内部に設置した温度センサの示す温度を手動で記録するか、または、コンピューターのソフトウェアとデータロガーにより自動的に記録されます。

 

もっともポピュラーで、しかし最も不正確な焙煎の度合いを決める方法は、豆の色を肉眼で判断することです。(例外的には、分光光度計を用いて、赤外線の下でのコーヒーの反射を測定して、その値をアグトロン社の測定器(Agtron scale)と比較することです。)豆が熱を吸収するにつれて、その色は黄色から段々と濃い茶色に移行していきます。焙煎の後半の段階では、豆の表面から油が滲み出します。熱源から取り出すまで、焙煎し続けると、ますます濃い色になります。コーヒーは年月を経ても色が濃くなりますが、焙煎目的での色の変化には向いていません。多くの焙煎者は、焙煎工程を監視するために、温度、匂い、色、音を用いています。

 

音は、焙煎中の温度の良い指標です。焙煎者が聞くことができる亀裂の音は、2つの温度のしきい値で生じます。およそ196 °C (385 °F)で、コーヒーは亀裂音を発します。この点は、最初の亀裂と称され、軽焙煎"light roast"の出来始めです。最初の亀裂の時点では、コーヒー中の大半の水分が蒸発し、豆のサイズが大きくなります。温度が、224 °C (435 °F)に近づくと、第2の亀裂が生じ、コーヒーが崩壊し始める音を発します。もし更に焙煎を続けると、コーヒーは完全に炭化され、ついには燃焼します。

 

以下の写真は、ブラジル産生豆のある一群からサンプルを取り、様々な温度での焙煎名称と記述を示したものです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Coffee_roasting#

 

1: 22 °C (72 °F) 緑豆

倉庫に届いた緑コーヒー豆です。温度制御した環境では、18ヶ月保管することができます。

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2: 165 °C (329 °F) 乾燥段階

乾燥段階では、豆が第1の亀裂を示すまで、水分量が蒸発するまで吸熱処理されます。

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3: 196 °C (385 °F) シナモン焙煎

非常に軽い焙煎レベルで、第1の亀裂時点です。甘みは不十分で、こんがり焼けた穀類が主で、草の風味、そして、はっきりとした酸味を帯びています。

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4: 205 °C (401 °F) 中・軽焙煎

中・軽程度の茶色、見た目では、まだらです。多くの焙煎専門家にとって喜ばしい焙煎で、複雑な酸味と共に、豆本来の特色を目だ立たせます。

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5: 210 °C (410 °F) アメリカン焙煎

中・軽程度の茶色、第1の亀裂の間に反応が進んだものです。酸味は若干抑制されていますが、豆本来の特色は残っています。

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6: 219 °C (426 °F) シティ焙煎

中程度の茶色、最も多くのコーヒーに共通しています。焙煎の特色が感じられますが、豆の持つ多様な特色を味わうことができます。

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7: 225°C (437 °F) フルシティ焙煎

中・濃い茶色で、時折、油の光沢が見られ、焙煎の特色が支配的になります。第の亀裂の開始時点です。

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8: 230 °C (446 °F) ウィーン焙煎

中・濃い茶色で油の膜があり、より苦い味が混じった甘さ、カラメル風味だが酸味は無し。第2の亀裂の中ほどの工程。いかなる豆本来の特色も、この焙煎段階では、覆い隠されてしまいます。

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9: 240 °C (464 °F) フレンチ焙煎

濃い茶色、油で光り、焦げた地味な色、酸味は減少しています。第2の亀裂の終了時点。焙煎の特色が支配的になり、コーヒー本来に備わっている芳香や風味が残っていません。

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10: 245 °C (473 °F) イタリアン焙煎

非常に濃い茶色で光っており、焦げた色あいが明確になり、酸味は殆ど消失し、豆は薄くなっています。

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