コーヒー豆 ＜アラビカ種 対 ロブスタ種＞ 消費量・割合・生産国
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
コーヒー豆 ＜アラビカ種 対 ロブスタ種＞
消費量・割合・生産国
参考１ 世界のコーヒー消費量（アラビカ種 対 ロブスタ種）
Presentation NCA Convention March 2014 BNP Paribas
参考２ アラビカ種 対 ロブスタ種 需要の相対比率
Presentation NCA Convention March 2014 BNP Paribas
参考３ アラビカ種 対 ロブスタ種 生産国比率
２大コーヒー豆の品種：アラビカ種とロブスタ種の比較
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
２大コーヒー豆の品種：アラビカ種とロブスタ種の比較
アラビカ種とロブスタ種のコーヒーは一見すると同じように見えますが、これら２つの人気のあるコーヒー種には重要な違いがあります。以下の表にいくつかの基本的な違いを示しています。
１．生育条件：
アラビカ種のコーヒー潅木は、典型的には高さ2.5-4.5ｍに成長し、15-24度Cの気温と年間降水量1200-2200 mmが必要です。一方、ロブスタ種は、若干高く4.5 -6.5mに成長し、アラビカ種よりも暖かい気温18-36度Cと若干多くの年間降水量(2200-3000 mm)が必要です。アラビカ種のヘクタール当たりの収穫量はロブスタ種より低い、つまり生産コストが高いということです。
２．豆の形状：
アラビカ種のコーヒー豆は、より小さく丸みを帯びているロブスタ種の豆より、若干大きいか、楕円形をしています。２種類の豆には構造的な相違が存在しています。そのことにより、同一条件化で焙煎したとしても違いが生じます。
３．カフェインとクロロゲン酸：
どちらの種も潜在的に昆虫を寄せ付けず、微生物を殺菌すると言われています。アラビカ種はロブスタ種よりも、カフェインとクロロゲン酸の含有量は少ない。
４．脂質と砂糖含有量：
アラビカ種は、ロブスタ種より脂質は６０％多く、砂糖濃度は２倍となっています。砂糖の割合が大きくなると、焙煎中に砂糖成分が分解し、その結果、酸味が増し、そしてコーヒー中に溶け出します。
５．受粉：
アラビカ種は、自家受粉(Self-pollination)植物であり、このことにより、他家受粉(Cross-pollination)のロブスタ種に比べて、木の一生のうちで突然変異や多様な変種が生じることが少ない。
６．染色体：
アラビカ種の染色体数は４４で、ロブスタ種の２２の２倍です。
以上は全てを網羅したものではないですが、両方の種の基本的な違いがお分かりになると思います。
http://coffeechemistry.com/agriculture/differences-between-arabica-and-robusta-coffee.html
コーヒーの風味に影響する栽培地の標高
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
コーヒーの風味に影響する栽培地の標高
コーヒー豆の芳香に地理の影響は計り知れなく大きいものです。全てのコーヒーは熱帯地域で生育しますが、生育された標高はコーヒーの味を決める重要な要素となります。赤道を中心に北緯・南緯３０度の間の熱帯地域にあるコーヒーベルトの山岳地域は紛れも無く素晴らしいアラビカコーヒーを産出しています。中・南米、東南アジア、太平洋の島々、中央から南アフリカは、世界で最もコーヒーを生産している地域です。3,000から6,000フィートの標高あるいはそれ以上は、コーヒーの木の生育の理想的な条件を備えています。つまり、霜が降りない年間平均気温が70º F、中程度の雨量、日射が良好であることです。これらの条件により、コーヒーの品質を判断する主たる３要因、風味、輝き、芳香を高めることになります。
高地で育った豆は、硬く、密度が高く、濃縮されたコーヒーの風味を潜在的に有しています。中米ではコーヒーの木が育った標高を基準に、コーヒーの品質の等級を決めています。グアテマラでは例えば、厳密に硬い豆（strictly hard bean (SHB)）と称されるコーヒーは4,500フィートかそれ以上の標高で育ったということを意味します。メキシコでは、高いという意味のスペイン語alturaという用語を用いて、高地産のコーヒーを区別しています。一般的に、生育された標高が高いほど、コーヒーの風味は、より目立った、特色のあるものになります。2,500 から 4,000フィートの低地で育ったブラジルの豆の優しく香りの良い品質から、6,000フィートの高さに近づく高地でのエチオピア産の舞い上がる花の香りの特徴を持つものまで、標高は、コーヒーの潜在力を高め、より大きな、かつ輝かしい、様々なニュアンスと複雑さをもたらします。
低地のコーヒー栽培地区では、逆に、コーヒーの木にとって厳しい生育条件が課せられています。高温で少雨によりコーヒーの木が早く成熟し、単純かつ口当たりの良いものから、土壌性から濁ったものまで、味覚の品質の幅があります。斜面で生育されたコーヒー豆の構造は、4,500フィートより高い土地で生育された硬質の豆より、柔らかい。その結果、デリケートな軟質の豆は、より濃い色にまで焙煎することに耐えられず、貯蔵中に風味が失われてしまいます。
高地栽培のコーヒーは、はるかに良い市場価格で販売できます。というのは、その優れた風味と名声のお陰と、コーヒーの木の低い生産性、人里離れた山奥で栽培し、作物として市場に出す農民の困難・苦労があるからです。より標高の高い所で栽培されたコーヒーが、より良いコーヒーだと言う訳ではありません。結局の所、コーヒーの品質は、究極的には個人の嗜好により決められるのです。標高は、しかしながら、コーヒーの風味を特徴づける１要素なのです。
https://scribblerscoffee.wordpress.com/2009/12/02/the-influence-of-altitude-on-coffee-flavor/
ジャマイカ産出の「Blue Mountain Coffee」 輸出先
ジャマイカ産出の「Blue Mountain Coffee」 輸出先
The Coffee Industry Board of Jamaica によると
ジャマイカ産出の「Blue Mountain Coffee」の輸出先の８５％が日本です。
http://www.ciboj.org/index.php?id=24&p=1
深川コーヒータウン
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
「Blue Mountain Coffee」豆の選別
「Blue Mountain Coffee」豆の選別
Blue Mountain No. 1（対になっているflat berry）
96%以上の豆がスクリーンサイズ17から18（17/64inch-18/64inch）で、不良豆の割合が2%以下
Blue Mountain No. 2（対になっているflat berry）
96%以上の豆がスクリーンサイズ16から17（16/64inch-17/64inch）で、不良豆の割合が2%以下
Blue Mountain No. 3（対になっているflat berry）
96%以上の豆がスクリーンサイズ15から16（15/64inch-16/64inch）で、不良豆の割合が2%以下
Blue Mountain Peaberry（対になっていない単粒の豆Peaberry）
96%以上の豆がPeaberryで、不良豆の割合が2%以下
Blue Mountain Triage
上記の全ての豆が混在し、不良豆の割合が4%以下
http://en.wikipedia.org/wiki/Jamaican_Blue_Mountain_Coffee
コーヒー豆を大きさで選別するため下の写真のような「ふるい」を使用しています。
http://www.coffeeresearch.org/coffee/screen.htm
Flat Berry
http://www.wisegeek.com/what-are-arabica-beans.htm
Peaberry
http://drinks.seriouseats.com/2011/01/wont-you-be-my-peaberry-what-are-peaberry-coffee-beans.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Jamaican_Blue_Mountain_Coffee
深川コーヒータウン
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
ジャマイカ「 Blue Mountain Coffee 」生産地
ジャマイカ「 Blue Mountain Coffee 」生産地
ジャマイカ島の東部ブルーマウンテン山岳部（標高800ｍ～1500ｍ）で栽培されるコーヒー豆のみ「Blue Mountain Coffee」と呼ばれます。
具体的な「Blue Mountain Coffee」の生産地の範囲は下図に示されています。
http://www.ciboj.org/images_sys/map2.png
深川コーヒータウン
コーヒーの産地を知ろう！ 『コーヒーベルト』
コーヒーの産地を知ろう！
http://fukagawacoffeetown.web.fc2.com/
The Coffee Belt コーヒーベルト
コーヒーベルトは、地球を取り巻いている想像上の線で、その内側に、アフリカ、南アメリカ、中央アメリカ、アジアの良質なコーヒーの産地を含んでいます。
どのコーヒー品種であれ、生育された大陸は、そのコーヒー特有の風味に大きな影響を与えており、大陸毎に異なる風味を有しています。
しかも、その大陸の中の地域によっても違うし、その地域内の農家によっても異なる風味となっている。
しかしながら、通常ある特定の地域から産出されたコーヒー特有の風味を記述する基本的専門用語が使われます。
この簡単なガイドは、いかに地域間でコーヒーの風味が異なるか参考になります。
Central America
Costa Rica – medium body, citrus, nutty
Guatemala – can be spicy, smoky, chocolate, earthy or delicate, floral, fruity, sweet
Honduras – crisp, light-bodied, nutty, spicy
Mexico – light/medium bodied, milk chocolate, bright, lively, fruity
Nicaragua – mild acidity, vanilla, hazelnut, chocolate, pear
Panama – zesty, lively, spicy, lemongrass, herbal
El Salvador – pretty similar to Nicaraguas
South America
Bolivia – medium body, caramel, chocolate, can be flowery and fruity
Brazil – medium/full body, low acidity, milk chocolate, fruity
Colombia – medium body, medium acidity, fruity, nutty
Ecuador – light/medium body, medium acidity, caramel, fruit, nutty
Peru – medium body, medium acidity, spice, nutty, chocolate, earthy
Africa and Arabia
Burundi – full body, low acidity, grassy, chocolate
Congo – full body, low acidity, intense, chocolate, nutty, tobacco, vanilla, earthy, spicy
Ethiopia – the birthplace of coffee and the most diverse region in the world, it’s very hard to find terms that can accurately describe this country’s coffee; they can have full body, chocolate, cherry, creamy, earthy, blueberry or medium body, flowery, herbal, nutty
Kenya – full body, zesty, citrus, floral, herbal
Rwanda – medium body, chocolate, floral, nutty
Tanzania – medium body, woody, earthy, spicy
Uganda – full body, chocolate, creamy, vanilla
Yemen – full body, chocolate, winy
Zambia – medium body, tangy, citrus, caramel, bittersweet
Zimbabwe – medium body, woody, low acidity, herbal, vegetal, spicy
Indonesia and Asia
Bali – full body, low acidity, creamy, nutty, chocolate, vanilla, earthy
Flores – full body, low acidity, floral, earthy, woody, syrupy sweet
India – full body, spicy, medium acidity, tropical fruit; monsooned Malabars are very intense, full body, tobacco, low acidity
Java – full body, chocolate, nutty, low acidity, creamy
Myanmar – medium body, medium acidity, similar to Brazils
Papua New Guinea – full body, medium acidity, fruity, earthy,
Sumatra – full body, intense, earthy, woody, gritty, low acidity
Sulawesi – full body, low acidity, herbal, spicy, woody
Timor – full body, low acidity, floral, woody, earthy, herbal
Islands and Others
Australia – medium body, medium acidity, mild, juicy, syrupy
Dominican Republic – medium body, medium acidity, mild, sweet, caramel,
Hawaii – medium body, low acidity, creamy, vanilla, brown sugar
Jamaica – medium body, low acidity, tobacco, mellow, sweet
Puerto Rico – medium body, low acidity, smoky, creamy, buttery, nutty, sweet
http://www.cornerofthecafe.com/coffee-101/the-coffee-belt/
