深川コーヒータウン

東京江東区の深川寺町界隈に形成されつつある「深川コーヒータウン」

コーヒー誕生の地 - エチオピアのコーヒー豆の品種

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コーヒー誕生の地 

 エチオピアのコーヒー豆の品種

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 コーヒー“coffee”という語句が派生した“Keffa”の土地は、コーヒー誕生の地です。今日まで、エチオピア南西部の一部である Keffa 地方は、エチオピアでも強力無比のコーヒー生産地方のひとつです。歴史家は、コーヒーがエチオピアからエジプトに、さらにイエメンに広がったとしています。初期の信頼に足る、コーヒーを飲み物としたり、コーヒーの木の知識の証拠としては、15世紀半ばに、イエメンの Sufi 修道院での記述があります。16世紀までに、コーヒーは、残りの中東諸国、ペルシャ、トルコ、それに北アフリカに達しています。コーヒーは、それから、イタリア、その他の欧州各国、インドネシア、そしてついにはアメリカ大陸に拡散しました。

エチオピアのコーヒー豆の品種

Yirgacheffe(イルガチェフェ)

標高1,750-2,400m (5,800-7,800ft) の高地で栽培された豆は、湿式(水洗式)の時、確固たる、かつ洗練された酸味と、まろやかな、そしてクリーミーさが口一杯になる感覚が得られ、とりわけ柑橘類と花の香りがする個性的な特徴を有しているとみなされています。天日干しの精製方法の場合、心地よい後味が残ります。 豆は揃っていて、厚みがあり、中程度からごつく、青みがかっており、楕円形で、締め固められています。湿式(水洗式)のみの精製方法でおこなわれ、その柔らかな、芳しい、花の香りの特徴から、とりわけ米国では最も有名なエチオピアコーヒーとして有名です。

 

Sidamo(シダモ):

湿式(水洗式)が普通ですが例外的には自然乾燥でも精製され、中程度から尖った/確固たる酸味を有し、1,550-2,200m(5,085-7,218ft)の標高で栽培されたスパイスと花の香りのする中程度から完全な感覚が生じます。豆は、小形から中形のサイズで、緑から灰色の色をしています。精製方法は、湿式(水洗式)と(自然)天日干しです。

 

Harrarハラール):

違いがきわだった、真正のモカ風味を有し、さらりとした、丸みのある感覚が得られます。長めで琥珀色の豆は、ぶ厚く、楕円形をして、中形から大形サイズ、緑から黄色/琥珀色の色をしています。Harrar の標高は 1,800-2,200m (5,900 – 7,218ft)です。天日干しのみの精製です。エチオピア東部の高地で栽培され、同じく東部の町Dire Dawaから輸出され、最高級プレミアムコーヒーのひとつで、最も有名なエチオピアコーヒーのひとつでもあります。

 

Limu(リム):

標高1,400-2,100m (4,500 – 6,900ft)で栽培された豆は湿式(水洗式)で精製され、メリハリの効いた中程度からはっきりした酸味を有し、異色の赤ワイン風味で良く知られています。豆は揃った形状で、青色、中程度からごつく、厚みがあり、縦長に丸みを帯びています。湿式(水洗式)のみの精製で、カップテストの好評価、香ばしく、スパイシー/ワイン風味のため名声を博し、それゆえ、欧州と米国では、多くの焙煎士から追い求められています。世界的プレミアム グルメ コーヒーのひとつです。

 

Jimma(ジンマ):

しばしばブレンド用途として輸出される大量のエチオピアコーヒーです。中程度の酸味、良さ、心地よいコクを有しています。1,650-2,000m (5,413 – 6,562ft) の標高で栽培され、豆は中程度からごつく、楕円形で厚みがあります。天日干しのみの精製で、コーヒー業界では最も知られたエチオピアコーヒーで、大量一括輸出しています。ただし、南西部地区コーヒーで、Limu として天日干し精製されたものも同様に、単にJimma スペシャルティコーヒーとして、しばしば輸出されています。

 

Tepi/Bebeka(テピ/ベベカ):

多くは国営プランテーションTepi/Bebeka と大規模私営企業のプレンテーションで栽培されています。標高 1,000 – 1,100m (3,280 – 3,600ft) の高地で栽培されたこのコーヒーは、柔らかな、さらりとした酸味を有し、ナッツとキャラメルの風味を有した豊かで丸みのある感覚にとらわれます。豆は、大きく、厚みがあり、幅広いセンターカット(豆中心部)、端部は尖っており、それほど特定の密度でなく、緑から灰色の外観をしています。湿式(水洗式)のみの精製で、酸味はそれほどなく、コクがあり、柔らかな風味をしています。焙煎士がおこなうブレンド作業において、狙った特定の結果を得るために、この豆は役に立っています。

 

Lekempti/Gimbi(レケムプティ/ジンビ):

充実した、果物の香りとして認識されている品種で、標高 1,700-2,200m (5,570-7,210ft) の高地で栽培され、中程度から尖った酸味を有し、果実の後味がするという目立った特性から中程度から充実した感覚が得られます。豆は一般的には中程度の大きさで、緑からは色をしています。湿式(水洗式)と自然の天日干し精製が行われています。多くの焙煎士にとって、ブレンドする上で、重要な材料の一部であり、グルメのシングル変種として認められるかも知れません。